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「子どもは褒めて育てましょう」とよく言われていますよね。
ところが、教育の場で意外に効果的に行われていないことが教育研究会を通して感じたことがあります。〈褒めて伸ばす〉の実践はそう単純なものではないようです。 以前参加した研究会では進行係の先生が二十八人の先生に対して次のような質問だされました。 その内容は以下の通り Q1 ここにお集まりの先生方にお尋ねします。自分は褒めるのと叱るのとではどちらが得意だと思われますか? 褒める 二十一人 叱る 一人 どちらでもない 六人 Q2 では、褒めるのが得意だと言われた先生に質問します。実際に褒めることが上手くできているという先生、挙手を願います。 手を上げた人 三人 この二つの質問で興味深いことが浮き彫りになってきます。ほとんどの先生が褒める方が得意だと認識しているのに、褒めることが上手くできていると思っている先生が非常に少ないのです。もう少し具体的に、どのようなところが難しいのかを訊ねてみると次のことが挙がりました。 (ア)実際に褒めてみるのだが、なにかしら白々しい感じの雰囲気になってしまう。 (イ)褒めようと思っているのに、できていないところばかりが気になり褒めきれない。 (ウ)褒めても生徒が喜んでくれない。 など 上手く褒めるためには、様々な要素が必要となります。教師と生徒との信頼関係、教師側が生徒の将来は必ず輝かしいものになるという信念を持つ。など、福知山ゼミは〈褒めて伸ばす〉ことを本気で取り組んできました。さらに、プラス評価されて成長した人は、将来、社会に出ても人の良いところを見つけることができるようになる と私は信じています。 あらゆる教育現場において、褒める技術を持ち高めることは必須条件。 これからも精進、精進。。。
by zemiiwaki
| 2007-11-08 14:42
| 指導者の心得
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